国籍とは?意味・取得の仕組み・パスポートとの関係をわかりやすく解説
公開 2026年7月29日
この記事は 「国籍とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。
国籍とは
国籍とは、ある国の国民としての資格のことです。法律上、国籍を持つ人はその国の「国民」として扱われ、その国の法律による保護を受けたり、選挙権・納税義務などの権利・義務が生じたりします。国籍は「どの国に属しているか」を示す、国際社会における個人の基本的な身分といえます。
国籍の取得方法
国籍の取得には、主に2つの考え方があります。
出生地主義
生まれた国の国籍を与える考え方です。親の国籍にかかわらず、その国の領土内で生まれた子どもに国籍が付与されます。アメリカやカナダなど多くの国が採用しています。
血統主義
親の国籍を子どもに引き継ぐ考え方です。どの国で生まれても、親が持つ国籍が子どもに伝わります。日本やドイツなど多くの国で採用されており、日本では父または母が日本国民であれば子どもは日本国籍を取得します。
また、外国人が一定の条件を満たして申請する「帰化」によって国籍を取得する方法もあります。日本では法務大臣の許可を得ることで帰化が認められます。
パスポートと国籍の関係
パスポート(旅券)は、国籍国の政府が発行する身分証明書です。「この人物は自国の国民である」と証明する役割を持ち、海外渡航の際に必要となります。パスポートの取得には国籍が必要であり、国籍を持つ国のパスポートのみを申請できます。複数の国籍(重国籍)を持つ人は、それぞれの国のパスポートを取得できる場合があります。
日本の国籍制度
日本の国籍は、国籍法によって定められています。日本は原則として血統主義を採用しており、日本人を親に持つ子どもは出生と同時に日本国籍を取得します。また、日本は原則として重国籍を認めておらず、外国籍を取得した場合は日本国籍を失うことになります。ただし、出生などによって重国籍になった人は、一定の年齢までにどちらかの国籍を選択する必要があります。