本文へスキップ

受粉とは?花粉がめしべにつくしくみと自家受粉・他家受粉、受精との違いを解説

公開 2026年8月10日

この記事は 「受粉とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

受粉とは

受粉とは、おしべでつくられた花粉が、めしべの先端にある柱頭に付着する現象のことです。植物が種子をつくるための最初の重要な過程であり、被子植物の繁殖に欠かせないしくみです。

自家受粉と他家受粉

受粉には大きく分けて自家受粉と他家受粉の二種類があります。自家受粉は同じ花、または同じ株の別の花の花粉がめしべにつく方式で、確実に受粉できる一方、遺伝的な多様性が生まれにくいという特徴があります。一方、他家受粉は別の株の花粉がめしべにつく方式で、遺伝的に多様な子孫を残せるため、環境の変化に強い個体が生まれやすくなります。

花粉を運ぶ媒介者

花粉がめしべまで運ばれる方法はさまざまです。ミツバチやチョウなどの昆虫が花の蜜を求めて花から花へ移動する際に花粉を運ぶ虫媒花、風によって花粉が飛ばされる風媒花のほか、鳥や水を媒介とする種類も存在します。植物はそれぞれの媒介方法に適した花の形や香り、色を進化させてきました。

受粉と受精の違い

受粉と受精はしばしば混同されますが、異なる現象です。受粉は花粉が柱頭に付着するまでの過程を指すのに対し、受精は花粉から伸びた花粉管を通じて精細胞が卵細胞と合体し、新しい命のもとになる胚がつくられる過程です。つまり受粉は受精が起こるための準備段階であり、受粉した花粉が発芽して花粉管を伸ばすことで、はじめて受精にいたります。

「受粉」の用語ページを見る

関連用語