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交響曲とは?オーケストラが奏でる大規模な管弦楽曲の魅力と歴史

公開 2026年7月20日

この記事は 「交響曲とは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

交響曲とは

交響曲(こうきょうきょく)は、英語で「シンフォニー(Symphony)」と呼ばれる、オーケストラ(管弦楽団)のために作曲された大規模な楽曲です。弦楽器・木管楽器・金管楽器・打楽器という多彩な楽器群が一体となって演奏し、豊かで重厚な響きを生み出します。ソナタやピアノ曲と並んで西洋クラシック音楽の中心をなすジャンルであり、作曲家の総合的な技量が問われる最高峰の形式とされています。

ふつう4つの楽章で構成される

交響曲は一般に4つの楽章(がくしょう)から成ります。第1楽章は速いテンポの「ソナタ形式」が多く、提示部・展開部・再現部という構造を持ちます。第2楽章は遅い旋律で叙情的な表情を見せます。第3楽章にはメヌエットやスケルツォなど舞曲的な性格の音楽が置かれます。第4楽章は再び速いテンポで全曲を締めくくります。ただしこの形式は絶対的なものではなく、作曲家によって楽章数や順序が変えられることもあります。

歴史――ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン

交響曲の形式を確立したのは18世紀後半に活躍したオーストリアの作曲家フランツ・ヨーゼフ・ハイドン(1732〜1809)です。「交響曲の父」とも呼ばれ、100曲を超える交響曲を残しました。同時代のヴォルフガング・アマデウス・モーツァルト(1756〜1791)も41曲の交響曲を作り、その旋律美と精巧な構成で後世に大きな影響を与えました。そしてルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(1770〜1827)は交響曲の規模と表現力を飛躍的に拡大し、9曲の交響曲を通じてこのジャンルを芸術の頂点へと押し上げました。19世紀以降もブラームス、チャイコフスキー、マーラー、ドヴォルザークらが個性豊かな交響曲を書き続けました。

代表的な交響曲

世界中で演奏される代表曲として、ベートーヴェンの「交響曲第5番 ハ短調」(通称「運命」)が挙げられます。冒頭の「ダ・ダ・ダ・ダーン」という動機は世界で最も有名な音楽の一つです。同じくベートーヴェンの「交響曲第9番 ニ短調」(合唱付き)は第4楽章にシラーの詩「歓喜に寄せて」を用いた合唱を取り入れ、現在もEUの歌として使われています。チャイコフスキーの「交響曲第6番 ロ短調」(悲愴)、ドヴォルザークの「交響曲第9番 ホ短調」(新世界より)なども広く親しまれています。

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