タージマハルとは?世界が認めたインドの白大理石の霊廟
公開 2026年7月12日
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タージマハルとは
タージマハルとは、インド北部の都市アグラにある白大理石造りの霊廟(れいびょう)である。17世紀にムガル帝国第5代皇帝シャー・ジャハーンが、1631年に出産で亡くなった愛妃ムムターズ・マハルを弔うために建設を命じた。その名「タージマハル」は、妃の称号「ムムターズ・マハル(宮廷の冠)」に由来するとされる。
建設の歴史
建設は1632年ごろに始まり、完成までに約22年を要したとされる。ペルシャ、インド、イスラムの建築様式を融合させたムガル建築の最高傑作として名高く、設計にはペルシャ人建築家ウスタード・アフマド・ラーホーリーが関わったとも言われる。建設には約2万人もの職人や労働者が動員され、白大理石はラジャスタン州マクラーナから運ばれた。
建築の特徴
タージマハルはヤムナー川沿いの広大な庭園の中央に位置し、左右対称の設計が際立つ。中心に立つ白大理石のドームは高さ約73メートルに達し、四隅にはミナレット(尖塔)が配置されている。外壁には花や幾何学模様が半貴石で象嵌(ぞうがん)装飾されており、時間帯や天候によって白大理石が異なる色合いに輝く。
世界遺産としての評価
1983年、タージマハルはユネスコの世界文化遺産に登録された。「世界の七不思議の新七大不思議」にも選ばれており、世界で最も美しい建築物のひとつと評される。毎年国内外から多くの観光客が訪れる一方、周辺の大気汚染による白大理石の変色が問題となっており、インド政府が保全対策を続けている。