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スフィンクスとは?エジプトとギリシャに伝わる謎めいた存在をわかりやすく解説

公開 2026年7月23日

この記事は 「スフィンクスとは?」 の解説をくわしく掘り下げたものです。

スフィンクスとは

スフィンクスとは、ライオンの体に人間の頭を持つ姿で表された像や神話上の存在の総称です。古代エジプトとギリシャ神話の双方に登場しますが、それぞれの性格や役割は大きく異なります。「スフィンクス」という名称はギリシャ語に由来しますが、古代エジプトにも同様の造形物が多数存在し、世界的に知られる象徴となっています。

エジプトのギザの大スフィンクス

エジプトのカイロ郊外ギザ台地に立つ大スフィンクスは、世界最大級の石像のひとつです。全長約73メートル、高さ約20メートルにおよぶこの像は、ナイル川の西岸に東を向いて横たわっています。建造時期はおよそ紀元前2500年ごろとされており、古代エジプト第4王朝のファラオ、カフラー王の時代に作られたと考えられています。

エジプトのスフィンクスは、神聖な場所や墓を守る存在として崇められました。ファラオの顔を持つスフィンクスはファラオ自身の力と神性を象徴し、王墓や神殿への参道に多数配置されました。ギザの大スフィンクスもカフラー王の葬祭殿を守る守護者として造られたと考えられています。

ギリシャ神話のスフィンクス

一方、ギリシャ神話に登場するスフィンクスはまったく異なる存在です。ライオンの体に女性の頭と翼を持つとされ、謎かけで旅人を試し、答えられなければ殺してしまう恐ろしい怪物として描かれています。

最もよく知られる伝説は、テーバイ(テーベ)の都市を訪れる旅人に「朝は4本足、昼は2本足、夜は3本足で歩く生き物はなんだ?」という謎を出すというものです。答えられない者はスフィンクスに食い殺されましたが、英雄オイディプスが「人間である」と正解したため、スフィンクスは岩から身を投げて死んだと伝えられています。答えは、幼少期にハイハイし(4本足)、成長すると二足歩行し(2本足)、老齢になると杖をついて歩く(3本足)人間です。

エジプトとギリシャのスフィンクスの違い

エジプトのスフィンクスは基本的に男性(ファラオ)の顔を持ち、神殿や王墓を守護する穏やかで神聖な存在です。これに対し、ギリシャ神話のスフィンクスは女性の頭と翼を持ち、謎かけで人を試す危険な怪物として描かれます。同じ名前を持ちながら、文化によってその性格はまったく異なるのです。現代では「スフィンクス」という言葉は、謎めいた・正体不明なものを指す比喩的な表現としても広く使われています。

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