オイディプスとは?
おいでぃぷす
オイディプスとは、古代ギリシャ神話における伝説的な王で、「父を殺し母と結婚する」という神託の呪いを知らずに成就してしまった悲劇的な英雄です。
オイディプス(Oidipous)は、ギリシャ神話においてテーバイ(テーベ)の王となった人物です。その物語は古代から多くの悲劇作家に取り上げられ、特にソポクレス作の悲劇『オイディプス王』(紀元前5世紀頃)として広く知られています。
物語の概略は次のとおりです。テーバイ王ライオスは「息子に殺される」という神託を受けたため、生まれた息子を山に捨てるよう命じます。しかし捨て子は羊飼いに拾われ、コリントスの王家の養子として育ちます。成長したオイディプスは自身の出生を知らないまま旅に出、道中でライオスと出会い争いの末に殺害します。その後テーバイに入り、怪物スフィンクスの謎を解いて町を救い、王妃イオカステ(実母)と結婚して王位に就きます。
やがて疫病が蔓延し、その原因を探る中でオイディプスは自分が父殺しと母との婚姻という忌まわしい運命の当事者だったと知ります。真実を知ったイオカステは自死し、オイディプスは自ら目を潰して放浪の旅に出ます。
この神話は運命と自由意志の相克、知ることへの欲求と知の代償というテーマを象徴しており、後世のヨーロッパ文学・哲学に多大な影響を与えました。フロイトはこの神話から「エディプスコンプレックス」の概念を命名したことでも知られています。
使い方・例文
「オイディプスの悲劇」という表現は、どれほど逃れようとしても運命に引き寄せられてしまうという状況の比喩として、文学や哲学の議論の中で使われます。
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