Tier1資本比率とは?
てぃあーわんしほんひりつ
Tier1資本比率とは、銀行の自己資本のうち質の高いコア資本がリスク加重資産に占める割合を示す健全性指標で、国際的な規制基準の中核となる比率です。
Tier1資本比率とは、銀行の財務健全性を測る国際基準の一つで、「Tier1資本÷リスク加重総資産×100」で算出されます。バーゼル規制(BIS規制)に基づき、国際業務を営む銀行に適用されます。
Tier1資本は損失吸収能力が特に高い「コア資本」で、普通株式や内部留保が中心の「CET1(コアTier1)」と、その他Tier1(AT1)に分かれます。一方、Tier2は劣後債など質がやや低い補完的資本です。リスク加重資産は保有資産の信用リスク・市場リスク・オペレーショナルリスクなどを考慮して算出した調整後の資産額です。
規制上の最低水準は以下のとおりです(バーゼルIIIベース)。
- CET1比率:4.5%以上
- Tier1資本比率:6.0%以上
- 総自己資本比率:8.0%以上
- 資本保全バッファーとして追加2.5%が求められる
Tier1資本比率が高いほど銀行は損失に対する耐性があることを意味し、投資家や格付機関が銀行の信用力を評価する際の重要指標となっています。2008年の金融危機後に導入されたバーゼルIIIでは、この基準が大幅に強化されました。
使い方・例文
「メガバンクのTier1資本比率が12%を超えており、規制水準を十分に上回っている」といった形で、銀行の決算発表や金融規制の報道で頻繁に登場します。
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