SRTPとは?
えすあーるてぃーぴー
SRTPとは、VoIPや音声・映像のリアルタイム通信を暗号化・認証するためのプロトコルで、RTPに秘匿性と完全性保護を追加した仕様のことです。
SRTP(Secure Real-time Transport Protocol)とは、音声・映像などのリアルタイムデータをインターネット上で安全に伝送するためのプロトコルです。インターネット電話(VoIP)やビデオ会議などで広く使われているRTP(Real-time Transport Protocol)に、暗号化・メッセージ認証・リプレイ攻撃防止の機能を追加したものです。RFC 3711として標準化されています。
SRTPの主な機能と特徴は以下の通りです。
- 暗号化:デフォルトではAES-CTRモードを使用し、音声・映像ペイロードを暗号化する
- メッセージ認証:HMAC-SHA1などを用いてパケットの改ざんを検出する
- リプレイ攻撃防止:シーケンス番号を用いた受信履歴管理により、パケットの再送攻撃を防ぐ
- 低遅延設計:リアルタイム通信に適した軽量な暗号処理を採用している
鍵の交換・管理にはSRTP単独では対応しておらず、SDES(SDP Security Descriptions)やDTLS-SRTPなどの鍵合意プロトコルと組み合わせて使用します。WebRTCではDTLS-SRTPが必須とされており、ブラウザベースのビデオ通話でSRTPが標準的に使われています。
ZoomやSkype、Teams、Google Meetなど多くのコミュニケーションプラットフォームがSRTPを採用しており、盗聴や改ざんからリアルタイム通信を保護するうえで欠かせない技術です。
使い方・例文
WebRTCを使ったブラウザ間のビデオ通話では、映像と音声のストリームがSRTPによって暗号化・認証されており、通信経路上での盗聴や改ざんを防いでいます。
この用語をシェア
最終更新: