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SIDとは?

しっど

SIDとは、Standard Instrument Departure(標準計器出発方式)の略で、空港から出発する航空機が計器飛行で安全に離脱するための標準化された飛行経路です。

SID(Standard Instrument Departure、標準計器出発方式)とは、航空機が空港を離陸した後に計器飛行方式(IFR)で安全に出発空域を離脱するため、あらかじめ定められた標準的な飛行経路と手順のことです。

SIDが設定された目的複数あります。

  • 出発機の飛行経路を標準化し、管制業務を簡略化する
  • 出発機と到着機・他の出発機との間の安全間隔を確保する
  • 地形・障害物・騒音規制区域を回避するルートを提供する
  • 飛行計画の作成を容易にする

各SIDには固有の名称(通常5文字)と番号が付けられており、使用滑走路・初期上昇経路・経由ウェイポイント・高度制限・速度制限が明記されています。例えば「DOLBA1D出発」のように記述され、航空図(チャート)に図示されています。

パイロットはクリアランス(出発許可)受領時にSIDを指定され、その手順に従って離陸・上昇・ターンを実施します。FMS(飛行管理システム)にSIDを入力することで自動的に誘導を受けることも可能です。SIDに続いてエンルート(航空路)段階へ移行し、最終的にSTAR(標準計器到着方式)を経て目的地空港へ進入します。

SIDはICAO基準に基づき各国の航空当局が設定・管理しており、国際的な標準化が図られています。

使い方・例文

羽田空港を離陸するパイロットは、管制から「KAIHO1D出発を許可します」と告げられ、そのSIDチャートに沿って海側への旋回・上昇経路を飛行します。

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