SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)とは?
えすでぃーえぬ
SDN(ソフトウェア定義ネットワーク)とは、ネットワークの制御機能をハードウェアから切り離し、ソフトウェアによって集中的・柔軟に管理できるようにするネットワーク設計の考え方です。
SDN(Software-Defined Networking、ソフトウェア定義ネットワーク)とは、従来ネットワーク機器(ルーターやスイッチ)のハードウェアに組み込まれていたトラフィック制御の「頭脳」部分(コントロールプレーン)を切り離し、外部のソフトウェア(SDNコントローラー)によって集中管理する考え方・アーキテクチャです。
従来のネットワークでは、各機器がそれぞれ独立して経路を判断するため、設定変更には機器ごとの個別作業が必要でした。SDNではコントローラーがネットワーク全体を把握し、各スイッチ(データプレーン)にパケット転送ルールを指示します。このため、ネットワーク全体のポリシー変更をソフトウェアの操作だけで素早く適用できます。
SDNの主なメリットは以下のとおりです。
- 柔軟性:ネットワーク構成の変更をプログラムで自動化できる
- コスト削減:汎用ハードウェアを活用することで専用機器への依存を低減できる
- 可視性:コントローラーからネットワーク全体のトラフィックを一元的に把握できる
- スケーラビリティ:データセンターや大規模クラウド環境のネットワーク管理に適している
代表的な標準プロトコルとしてOpenFlowがあり、コントローラーと各スイッチの通信に使われます。GoogleやAmazon、MicrosoftといったクラウドプロバイダーはSDNの考え方を自社データセンターに取り入れ、大規模ネットワークの効率的な運用を実現しています。NFV(ネットワーク機能仮想化)と組み合わせることで、さらに柔軟なネットワークインフラ構築が可能になります。
使い方・例文
大規模データセンターで突発的なトラフィック増加が発生した際、SDNコントローラーが自動的にトラフィックを別経路に分散させる、といった動的な負荷分散の場面で活用されています。
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