SC-FDMAとは?
えすしーえふでぃーえむえー
SC-FDMAとは、LTE(4G)のスマートフォン上り通信で採用された、電力効率に優れた無線多重アクセス方式のことです。
SC-FDMA(Single Carrier Frequency Division Multiple Access:シングルキャリア周波数分割多重アクセス)は、複数のユーザーが周波数帯域を分け合って同時に無線通信を行う多重アクセス技術の一種です。3GPPが策定したLTE(Long Term Evolution、いわゆる4G)規格において、端末からの上り回線(アップリンク)の多重アクセス方式として採用されました。
LTEの下り回線(ダウンリンク)には帯域幅を有効活用できるOFDMA(直交周波数分割多重アクセス)が使われていますが、OFDMAは複数のサブキャリアを同時送信するためPAPR(ピーク対平均電力比)が大きくなり、送信側の電力消費が増えやすいという欠点があります。端末側の電池寿命への影響が懸念されるため、上り回線ではPAPRを低く抑えられるSC-FDMAが採用されました。
SC-FDMAはOFDMAと同様に周波数リソースを複数ユーザーで柔軟に分割できる一方、各ユーザーが実質的にシングルキャリアで送信するため、以下の特長を持ちます。
- PAPRが低く、端末の電力増幅器の効率が高い
- スマートフォン・タブレットの消費電力・発熱を抑制できる
- OFDMAと同様にスケジューリングによる周波数リソースの柔軟な割り当てが可能
- 周波数選択性フェージングへの耐性をもつ
SC-FDMAはLTE-Advancedにも引き継がれ、5G NRでは上り回線にOFDMAとSC-FDMAの両方が利用できる柔軟な構成になっています。移動通信の上り効率を支える基礎技術として重要な役割を果たしています。
使い方・例文
LTE対応スマートフォンがデータをアップロードする際、上り通信にSC-FDMAが使われることで、電力効率が高くなりバッテリーの消耗が抑えられています。
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