S3 Glacierとは?
えすすりーぐれいしゃー
S3 Glacierとは、AWSが提供するアーカイブ向けの低コストオブジェクトストレージサービスのことです。
S3 Glacier(Amazon S3 Glacier)は、Amazon Web Services(AWS)が提供するクラウドストレージサービスで、長期保管・アーカイブ用途に特化した低コストのオブジェクトストレージです。頻繁にアクセスしないデータを安価に保管したい場合に適しており、バックアップ・コンプライアンス要件によるデータ保持・デジタルアーカイブなどに広く使われています。
S3 Glacierには取得速度と費用のトレードオフによって複数のストレージクラスが用意されています。
- S3 Glacier Instant Retrieval:ミリ秒単位でデータを取得できる。四半期に1回程度アクセスするデータ向け。
- S3 Glacier Flexible Retrieval(旧・S3 Glacier):分〜時間単位での取得。年に1〜2回のアクセスを想定した標準的なアーカイブ向け。
- S3 Glacier Deep Archive:最も低コストで、取得には12〜48時間かかる。数年以上保管するデータ向け。
S3 Glacierはデータの耐久性として年間99.999999999%(イレブンナイン)を謳っており、複数のアベイラビリティーゾーンにデータを分散保存することで高い信頼性を実現しています。また、ボールトロック機能を使うことで一度保存したデータを変更・削除できないWORM(Write Once Read Many)ポリシーを適用でき、コンプライアンス要件への対応も容易です。
通常のS3バケットに比べて保管コストは大幅に安い一方、データの読み出しには取得リクエスト費用や待ち時間が発生します。コスト最適化の観点から、アクセス頻度に応じたストレージクラスの使い分けが重要です。
使い方・例文
医療機関や金融機関が法令上10年以上の保管義務がある記録データをS3 Glacier Deep Archiveに保存すれば、通常のストレージと比べて大幅にコストを削減しながら確実にデータを維持できます。
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