PREMISとは?
ぷれみす
PREMISとは、デジタル情報の長期保存を目的として、保存に必要なメタデータの標準を定めた国際的なデータ辞書のことです。
PREMIS(Preservation Metadata: Implementation Strategies)とは、デジタルオブジェクト(電子文書・画像・動画・データベースなど)を長期にわたって保存・利用可能な状態に維持するために必要なメタデータの標準を定めた国際的なデータ辞書です。米国議会図書館(Library of Congress)とOCLC(Online Computer Library Center)が中心となって策定し、定期的に改訂が行われています。
デジタル情報はソフトウェアやハードウェアの変化により、数十年後には読み取れなくなるリスクがあります。PREMISはこの「デジタル保存」問題に対応するため、保存機関が管理すべき情報の要素を体系化しています。
PREMISが定義する主なエンティティ(概念単位)は以下の通りです。
- オブジェクト(Object)— 保存対象のデジタルファイルやその集合体
- エージェント(Agent)— 保存に関わる人・組織・ソフトウェア
- イベント(Event)— 複製・移行・検証などの保存操作の記録
- 権利(Rights)— 著作権やアクセス制御に関する情報
PREMISメタデータはXMLで記述されることが多く、図書館・文書館・博物館のデジタルアーカイブシステムに広く採用されています。日本の国立国会図書館をはじめ、世界中の保存機関がPREMISを活用してデジタル遺産の長期継承に取り組んでいます。
使い方・例文
図書館がデジタル化した古文書を保存する際、PREMISに従ってファイル形式・チェックサム・取り込み日時・変換履歴などのメタデータを記録することで、将来のフォーマット移行時に正確な来歴を追跡できます。
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