PMICパワーマネジメントICとは?
ぴーえむあいしーぱわーまねじめんとあいしー
PMICとは、機器の電源供給・電圧変換・充電制御などを一つのチップにまとめたパワーマネジメントICのことです。
PMIC(Power Management IC:パワーマネジメントIC)とは、電子機器の電力管理に必要な機能——DC-DCコンバータ・LDOレギュレータ・バッテリー充電制御・電源シーケンス管理・電圧監視・電流制限など——を一つの半導体チップに集積した複合ICです。
PMICが登場した背景には、スマートフォンや IoT機器の高密度化があります。プロセッサ・メモリ・通信モジュール・センサーなど、それぞれ異なる電圧を要求するコンポーネントを個別の電源ICで賄うと、部品点数・基板面積・設計工数が膨大になります。PMICはこれを一元管理することで、小型化・省電力化・コスト削減を同時に実現します。
主要な内蔵機能は次のとおりです。
- 降圧(Buck)コンバータ:高い入力電圧を効率よく低電圧に変換
- 昇圧(Boost)コンバータ:バッテリー電圧より高い電圧が必要な回路向け
- リニアレギュレータ(LDO):ノイズが少ない低電圧供給
- 充電コントローラ:リチウムイオン電池の定電流・定電圧充電制御
- 電源シーケンサ:各部への電源投入順序を管理してシステムを安定起動
代表的な製品にはQualcomm PMシリーズ(スマートフォン向け)、Texas InstrumentsのBQシリーズなどがあります。PMICの性能がデバイスのバッテリー持続時間や熱特性に直結するため、スマートフォン設計において最重要コンポーネントの一つです。
使い方・例文
スマートフォンを充電しながらゲームを動かす場面では、PMICがバッテリーへの充電電流とSoCへの供給電流を同時に制御し、過熱や過充電を防ぎながら最適な電力分配を行っています。
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