PCR検査とは?
ぴーしーあーるけんさ
PCR検査とは、微量なDNAやRNAを増幅して特定の病原体の遺伝子が存在するかを調べる、高精度な遺伝子検査法のことです。
PCR検査(ポリメラーゼ連鎖反応検査、Polymerase Chain Reaction)は、ごく微量の遺伝子(DNAまたはRNA)を大量に増幅することで、特定の病原体・遺伝子変異の有無を高い精度で検出する検査技術です。1983年にキャリー・マリスが開発し、1993年にノーベル化学賞を受賞した手法を基盤としています。
検査の基本的な仕組みは次のとおりです。
- 検体(鼻咽頭ぬぐい液・唾液・血液など)から遺伝子を抽出する
- 対象とする遺伝子配列に特異的なプライマー(短い核酸断片)を加える
- 温度を繰り返し変化させることで遺伝子を指数関数的に増幅する
- 目的の遺伝子が存在すれば検出シグナルが現れ、陽性と判定される
PCR検査は感度・特異度ともに高く、ウイルス感染症・遺伝性疾患・がんの遺伝子診断・食品の異物検査・法医学的なDNA鑑定など、医療から産業まで幅広い分野で活用されています。新型コロナウイルス感染症(COVID-19)の流行時には、世界規模でPCR検査が実施されたことで一般にも広く知られるようになりました。
検査には専用の機器と試薬が必要であり、結果が出るまでに数時間程度かかります。迅速抗原検査と比べると時間はかかるものの、検出精度の高さが最大の強みです。
使い方・例文
「発熱が続いたためPCR検査を受けたところ、陰性と判定された」「食品工場では原材料のアレルゲンをPCR検査で確認する」のように、医療・食品・法医学など多様な場面で使われます。
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