キャリー・マリスとは?
きゃりーまりす
キャリー・マリスとは、PCR法(ポリメラーゼ連鎖反応)を発明したアメリカの生化学者で、1993年にノーベル化学賞を受賞した人物です。
キャリー・バンクス・マリス(Kary Banks Mullis, 1944〜2019)は、アメリカの生化学者であり、PCR(Polymerase Chain Reaction=ポリメラーゼ連鎖反応)法の発明者として知られています。
PCR法とは、ごく微量のDNA断片を試験管内で短時間に大量に複製(増幅)する技術です。マリスは1983年、シータス社に勤務中にこのアイデアを着想し、実験によって実用化しました。PCR法の登場により、生命科学・医療・法科学など幅広い分野が一変しました。
- 感染症の診断(ウイルスや細菌のDNA検出)
- 遺伝子研究や遺伝子工学
- 犯罪捜査におけるDNA鑑定
- 考古学・古代DNA研究
この業績によりマリスは1993年にノーベル化学賞を受賞し(マイケル・スミスと共同受賞)、20世紀生物学における最も重要な技術的発明のひとつを世に送り出した人物と評価されています。
一方で、エイズウイルス(HIV)とエイズの因果関係を否定するなど科学的に物議を醸す発言も多く、その独創的かつ型破りな人物像でも知られています。2019年に74歳で亡くなりました。
使い方・例文
新型コロナウイルスの検査で広く使われた「PCR検査」はマリスが発明したPCR法を応用したものであり、医療や科学ニュースで頻繁に登場します。
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