Matrix プロトコルとは?
まとりっくすぷろとこる
Matrix プロトコルとは、異なるサービス間でリアルタイムメッセージを分散・連合型で交換するためのオープン標準通信プロトコルです。
Matrix プロトコルは、リアルタイム通信のための分散・連合型オープン標準プロトコルです。2014年にMatrix.orgによって公開され、特定の企業やサービスに依存しないメッセージングの実現を目標としています。メールにおけるSMTPのように、異なるサーバー(ホームサーバー)間でメッセージを中継・同期する仕組みが特徴です。
Matrixの基本的なアーキテクチャは、各ユーザーが自分のホームサーバーにアカウントを持ち、そのサーバー同士がフェデレーション(連合)することでメッセージを共有するモデルです。特定のプロバイダーを経由しなくてもよいため、自己ホスティングも可能であり、プライバシーや自律性を重視するユーザーに支持されています。
Matrixの主な特徴は次のとおりです。
- エンドツーエンド暗号化(OlmおよびMegolmプロトコル)をサポート
- テキスト・音声・ビデオ通話・ファイル共有に対応
- 既存サービス(Slack・IRCなど)とのブリッジ(橋渡し)機能
- Synapse・Dendrite・Conduitなど複数のサーバー実装が存在
クライアントアプリとしてはElementが最も広く使われており、個人利用から企業・政府機関の安全な内部通信まで幅広く導入されています。フランス政府やドイツの連邦機関が採用した事例が知られており、中央集権型サービスへの代替として注目が高まっています。
使い方・例文
自社でMatrixサーバー(Synapse)を立ち上げれば、Slackなどの外部サービスを使わずに社内チャットを運用でき、さらに他のMatrixサーバーとのフェデレーションで外部組織とも安全に連絡できます。
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