IPFIXとは?
あいぴーふぃっくす
IPFIXとは、ネットワーク上を流れるトラフィックのフロー情報をエクスポートするための標準プロトコルです。
IPFIX(IP Flow Information Export)は、ネットワーク機器がフロー(同一の送受信アドレス・ポート・プロトコルを持つパケットの集合)に関する統計情報を収集サーバーへ送信するためのプロトコルです。IETFがRFC 7011として標準化しており、シスコのNetFlowバージョン9をベースに設計されました。
ネットワーク管理者は、ルーターやスイッチがエクスポートするIPFIXデータを分析ツールで集約することで、帯域幅の使用状況・通信の上位アプリケーション・異常なトラフィックパターンを可視化できます。パケットキャプチャと異なり全パケットを保存せず、フロー単位の集計情報を送るため、データ量が少なく処理が軽量です。
IPFIXの主な構成要素は以下のとおりです。
- エクスポーター:ルーターなどフロー情報を生成してコレクターへ送信する機器
- コレクター:エクスポートされたフロー情報を受信・保存するサーバー
- テンプレート:フィールド構成を動的に定義する仕組み。拡張性を確保する
- メディエーター:フロー情報を中継・集約・変換する中間機器
セキュリティ分野ではネットワーク異常検知や侵入の痕跡追跡に活用され、キャパシティプランニングや課金システムの基礎データとしても利用されます。
使い方・例文
「ファイアウォールのIPFIXエクスポートを有効にして、SIEMツールへフロー情報を送り、社内からの不審な通信を検出した」という場面で使われます。
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