NetFlowとは?
ねっとふろー
NetFlowとは、ネットワーク上を流れるIPトラフィックの統計情報を収集・エクスポートするシスコ社が開発したプロトコルおよびその仕組みです。
NetFlowは、Cisco Systems(シスコシステムズ)が開発したネットワークトラフィック監視技術で、ルーターやスイッチを通過するIPパケットを「フロー」単位で集計し、その統計情報を収集サーバー(NetFlowコレクター)に送信する仕組みです。ここでいう「フロー」とは、送信元IPアドレス・宛先IPアドレス・送信元ポート・宛先ポート・プロトコルの5要素(5タプル)が同一であるパケットの集まりを指します。
NetFlowの基本的な動作は、ネットワーク機器がフローキャッシュにパケット情報を蓄積し、フローが終了または一定時間経過した時点でコレクターへエクスポートするというものです。収集された情報には、パケット数・バイト数・開始・終了時刻・ToSフィールドなどが含まれます。
主な活用場面は以下のとおりです。
- 帯域使用量の把握と容量計画
- 異常トラフィックや不正アクセスの検知(セキュリティ監視)
- アプリケーション別・ユーザー別のトラフィック分析
- 請求・課金データの基礎として利用
NetFlowはバージョン5とバージョン9が広く普及しており、バージョン9をベースにIETFが標準化したIPFIX(IP Flow Information Export)へと発展しています。Juniper社のJ-Flow、Huaweiのsflowなど、各ベンダーの類似技術との互換性も考慮されています。
使い方・例文
「社内ネットワークのルーターでNetFlowを有効化し、コレクターソフトでトラフィックを可視化したところ、特定の端末が深夜に大量のデータを外部へ送信していることが判明した」のように、ネットワーク監視・セキュリティ分析の文脈で使われます。
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