FMEA(故障モード影響解析)とは?
えふえむいーえー
FMEA(故障モード影響解析)とは、製品や工程に起こりうる故障を事前に洗い出し、その影響と発生リスクを評価して対策を優先する品質管理手法です。
FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モード影響解析)とは、製品の設計段階や製造工程において、想定されるあらゆる故障モード(どのように壊れるか・機能しなくなるか)を体系的に列挙し、それぞれが最終製品や顧客に与える影響の深刻さ、発生のしやすさ、検出のしにくさを定量評価する予防的品質管理手法です。
一般的な評価では、以下の3つの指標を各10段階で評価し、その積(RPN:Risk Priority Number)によって優先順位を決めます。
- 重大度(Severity):故障が顧客や安全に与える影響の大きさ
- 発生頻度(Occurrence):その故障が起きる可能性の高さ
- 検出難易度(Detection):製造・出荷前に不具合を検出できる可能性
FMEAは設計に適用する「設計FMEA(DFMEA)」と製造工程に適用する「工程FMEA(PFMEA)」に大別されます。自動車業界ではIATF 16949規格で要求されており、航空・宇宙・医療機器など安全性が求められる業界で広く採用されています。RPNが高い故障モードから優先的に設計変更や管理強化の対策を施すことで、出荷後の不具合やリコールを未然に防ぎます。
使い方・例文
自動車のブレーキ系統の設計FMEAでは、「ブレーキパッドの摩耗過多」という故障モードについて、重大度・発生頻度・検出難易度を評価し、RPNの高い項目から設計改善や検査強化を行います。
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