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BGPハイジャックとは?

びーじーぴーはいじゃっく

BGPハイジャックとは、インターネットの経路制御プロトコルBGPを悪用し、他者のIPアドレス空間を不正に乗っ取る攻撃です。

BGPハイジャック(BGP hijacking)とは、インターネットの基幹ルーティンプロコルであるBGP(Border Gateway Protocol)の仕組みを悪用して、本来の所有者とは異なるネットワーク(AS:自律システム)が特定のIPアドレスブロックへの経路を不正に広告することで、そのトラフィックを横取りしたり傍受したりするサイバー攻撃です。

BGPはインターネット上のAS間でIPアドレスの経路情報を交換するプロトコルで、「どのIPアドレス帯はどのASを経由して到達できるか」をルーターが互いに学習する仕組みです。しかしBGPはもともと信頼性の高い組織間で使われることを前提とした設計であるため、経路広告の正当性を検証する強力な仕組みが備わっておらず、悪意ある(または誤設定の)ASが虚偽の経路情報を広告してもそのまま伝播してしまうことがあります。

BGPハイジャックで引き起こされる被害には以下のようなものがあります。

  • メール・Webトラフィックの傍受(中間者攻撃)
  • DNSトラフィックのリダイレクトによるフィッシング
  • DDoS攻撃のトラフィック誘導・増幅
  • サービス到達不能(ブラックホール化)

過去には大規模なBGPハイジャックが実際に発生しており、国家レベルの関与が疑われたケースも報告されています。対策としてはRPKI(Resource Public Key Infrastructure)と呼ばれる経路情報の電子署名・認証の仕組みが普及しつつあり、主要なインターネット交換ポイントやISPが導入を進めています。

使い方・例文

セキュリティニュースで「特定国のIPアドレス帯が一時的に別の国に迂回された」と報じられる事案がBGPハイジャックの典型例です。インターネットインフラのセキュリティ議論でよく取り上げられます。

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