BAFとは?
びーえーえふ
燃料油の価格変動を運賃に反映させるための海運サーチャージで、燃油費用を荷主と共有する仕組みです。
BAF(Bunker Adjustment Factor、バンカー・アジャストメント・ファクター)とは、船舶の燃料油(バンカー)価格の変動を海上運賃に反映するために設けられた割増料金(サーチャージ)のことです。燃油サーチャージとも呼ばれます。
船舶は大量の重油(バンカー油)を消費するため、原油価格の上下は海運会社のコストに直接影響します。通常の海上運賃は一定期間固定されることが多いため、その間に燃料費が急騰しても運賃には即座に反映されません。そこでBAFを別途徴収することで、コスト変動のリスクを荷主と海運会社で分担する仕組みが生まれました。
BAFの算出方法は海運会社や航路によって異なりますが、一般的に燃料油のスポット価格や期間平均をベースに定期的に改定されます。コンテナ1本(TEU)あたりの金額や、運賃に対するパーセンテージで表示されることが多いです。
近年は環境規制(IMO2020による硫黄分規制)に伴い低硫黄燃料への切り替えコスト増を反映したLSS(Low Sulphur Surcharge)やEBS(Emergency Bunker Surcharge)などと組み合わせて適用されるケースも増えています。輸出入業者は定期的にBAFの改定情報を確認する必要があります。
使い方・例文
原油価格の上昇を受け、海運会社がBAFをTEUあたり100ドル引き上げると通知し、輸入業者のコスト計算に影響が出た。貿易契約では運賃のほかBAFなどのサーチャージも含めて総コストを把握する必要がある。
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