APTとは?
えーぴーてぃー
APTとは、特定の標的を長期間にわたって執拗に攻撃し続ける、高度な技術と豊富なリソースを持つサイバー攻撃グループまたはその攻撃手法を指します。
APT(Advanced Persistent Threat)とは、国家や組織が支援する高度な攻撃グループが、政府機関・軍事施設・重要インフラ・大企業などを標的に、長期間かつ段階的に実施するサイバー攻撃を指します。単発の攻撃ではなく、侵入・潜伏・情報窃取・横移動を組み合わせた持続的なキャンペーンが特徴です。
APT攻撃の一般的な流れは以下の段階をたどります。
- 偵察:標的の組織構造・システム・人物を調査
- 初期侵入:スピアフィッシングや脆弱性悪用で足がかりを確保
- 確立:バックドアやリモートアクセスツールを設置して持続的な接続を維持
- 横移動:内部ネットワーク内でアクセス範囲を拡大
- 目的実行:機密情報の窃取・破壊・スパイ活動など
APTグループの命名はセキュリティベンダー各社が独自に行っており、「APT28」(ロシア系とされるFancy Bear)や「APT41」(中国系と推定)などが知られています。セキュリティ研究者は活動パターン・マルウェア・インフラから帰属を分析します。
APT対策には、ゼロトラストアーキテクチャ・EDR・ネットワーク異常検知・脅威ハンティングなどの多層防御が不可欠です。一般的なウイルス対策だけでは検知が難しく、専門的なインシデント対応体制が求められます。
使い方・例文
国家機関のネットワークに数ヶ月間潜伏し、気づかれないように機密文書を少しずつ外部へ送信し続けるサイバースパイ事案を説明する際にAPTという語が登場します。
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