Apache Flinkとは?
あぱっちふりんく
Apache Flinkとは、ストリームデータをリアルタイムに処理するための分散処理フレームワークで、低レイテンシと高スループットを両立します。
Apache Flinkは、ビッグデータのリアルタイムストリーム処理および大規模バッチ処理に対応した、オープンソースの分散データ処理フレームワークです。ドイツのベルリン工科大学などの研究者によって開発が始まり、現在はApache Software Foundationが管理しています。
Flinkの設計思想は「ストリームファースト」です。バッチ処理を「有限のストリーム処理」として統一的に扱い、一つのエンジンでストリームとバッチを処理します。これはApache Spark(バッチ指向でマイクロバッチによるストリーム処理)とは対照的なアプローチです。
Flinkの主な特徴と機能は次のとおりです。
- イベント時刻処理:データが到着した時刻ではなく、イベントが発生した時刻を基準に処理できる
- 状態管理(Stateful Processing):処理中間状態をフォールトトレラントに保持し、障害後に再開可能
- Exactly-once semantics:障害が発生しても重複なく正確に一度だけ処理する保証
- 低レイテンシ:ミリ秒単位の応答が求められるリアルタイム分析に対応
- Apache Kafka・AWS Kinesis・Apache Hadoop(HDFS)などとの豊富な連携
アリババ・Uber・LinkedInなど大規模データ処理が必要な企業での採用実績があります。リアルタイム不正検知・リアルタイム推薦・監視ダッシュボードなど、データが流れ続ける用途に特に適しています。
使い方・例文
クレジットカードの決済データをリアルタイムでFlinkに流し込み、過去数分間の行動パターンと照合することで、不正利用を即座に検知してカードを停止するシステムが典型的な活用例です。
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