黒川紀章とは?
くろかわきしょう
黒川紀章は、メタボリズム運動の中心的建築家として知られる日本の建築家で、中銀カプセルタワービルや国立新美術館などを手がけました。
黒川紀章(くろかわ きしょう、1934〜2007年)は、愛知県出身の日本の建築家です。東京大学大学院で丹下健三に師事し、1960年代に始まったメタボリズム運動の主要メンバーとして国際的に名を知られました。
黒川の建築思想の核心は、「共生」という概念にあります。異質なものが共存し相互に影響し合うことで新しい価値が生まれるという思想を、建築・都市・文明論にまで発展させました。著書『共生の思想』などで広く論じ、建築家・思想家としての側面も持っていました。
代表作には以下のものがあります。
- 中銀カプセルタワービル(東京・銀座、1972年):交換可能なカプセル住戸140室を積み上げたメタボリズムの象徴的建築(2022年解体)
- 国立新美術館(東京・六本木、2007年):波打つガラスのカーテンウォールが特徴の大規模美術館
- クアラルンプール国際空港(マレーシア、1998年):熱帯雨林をモチーフにした巨大空港ターミナル
- 埼玉県立近代美術館(1982年)
晩年の2007年には東京都知事選に立候補し、「共生」をスローガンとして選挙活動を展開したことも大きな話題となりましたが、同年に心不全で逝去しました。メタボリズムの理念を終生貫き、建築家として多彩な実績を残した人物として評価されています。
使い方・例文
日本の近現代建築やメタボリズムを扱う解説で、「黒川紀章は中銀カプセルタワービルでメタボリズムの理念を建築として実現し、世界に衝撃を与えた」のように言及されます。
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