高松伸とは?
たかまつしん
高松伸は、1980〜90年代に活躍した日本の建築家で、機械・メカニズムを想起させる独創的なハイテク様式の建築によって国際的な注目を集めました。
高松伸(たかまつ しん、1948年生まれ)は、島根県出身の建築家です。京都大学大学院で建築を学び、1980年に高松伸建築設計事務所を京都に設立しました。
高松の建築は「メカニカル・アーキテクチャー」とも呼ばれ、歯車・クランク・ピストンなどの機械部品を想像させる金属製の造形要素を多用する個性的なスタイルが特徴です。ポストモダン建築が隆盛した1980年代に独自の世界観を確立し、国内外で高い評価を受けました。
初期の代表作として有名な「ORIGIN I〜III」シリーズ(1980〜81年)では、歯車や金属フレームを外装に大胆に使用した小規模建築が注目を集めました。その後、より大規模な作品を手がけるようになり、代表的なものとして以下があります。
- 「ARK」(1983年、大阪):金属製の機械的造形が際立つ美容院
- 「Syntax」(1990年、京都):ガラスと金属を組み合わせた複合施設
- 「岸和田市立自泉会館」:公共建築への機械的意匠の展開
高松の作品は建築雑誌での掲載を通じてヨーロッパや北米でも広く知られ、1990年代には海外での講演や展覧会も精力的に行いました。現在は教育者としても活動し、後進の育成にも力を注いでいます。日本の現代建築史において、ポストモダンを代表する建築家の一人として位置づけられています。
使い方・例文
1980〜90年代の建築雑誌で歯車や金属パーツを多用したユニークな建物を目にしたとき、それが高松伸の設計によるものである可能性が高いです。
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