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香道手前とは?

こうどうてまえ

香道手前とは、香道における香炉の扱いや香木の聞き方など、定められた一連の所作・作法のことです。

香道手前(こうどうてまえ)とは、香道において香炉の準備・香木の載せ方・香炉の受け渡し・聞き方(嗅ぎ方)に至るまでの一連の動作と礼儀作法の総体を指します。茶道における「点前(てまえ)」に対応する概念であり、長年の修練によって習得する香道の核心的技法です。

香道の代表的な流派には志野流と御家流があり、それぞれに手前の型が定められています。基本的な手前の流れとしては、灰形(はいがた)と呼ばれる火道具で灰を整え、炭団(たどん)で火を起こし、香木を載せた銀葉(ぎんよう)を灰の上に置き、香炉を両手でていねいに包み持ち、左手の甲に香炉を乗せて右手で覆い、三息(みいき)で静かに聞くという過程を踏みます。

手前を正しく行うことで、香木の香りを最もよい状態で楽しむことができると同時に、場の雰囲気を整え、他の参会者への敬意を示す意味もあります。組香(くみこう)という聞き当て遊びでは、複数の香を正確に聞き分けるための集中力と感覚が手前の中で養われます。香道手前は単なる礼儀作法ではなく、精神修養や感性の陶冶を目的とした日本の無形文化遺産の一部です。

使い方・例文

香道の稽古では、まず灰形の作り方から始まり、香炉の持ち方・聞き方といった基本の手前を繰り返し練習する。

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