餓鬼とは?
がき
餓鬼とは、仏教の六道の一つである餓鬼道に落ちた亡者のことで、常に飢えと渇きに苦しむとされる存在です。
餓鬼(がき)は、仏教の世界観における六道(地獄・餓鬼・畜生・修羅・人間・天)のうち餓鬼道に堕ちた存在を指します。貪欲や物惜しみなどの罪を犯した者が死後に生まれ変わる先とされており、常に激しい飢えと渇きに苦しんでいると説かれています。
餓鬼の身体的特徴として、腹が大きく膨れ上がっているのに口や喉は針のように細く、食べ物や水を口に入れようとすると炎に変わって食べられないと描写されることが多いです。この描写は仏教の因果応報の思想を象徴しています。
餓鬼道に落ちる原因となる行為としては、次のようなものが挙げられます。
- 貪欲・強欲な行い
- 他者への施しを惜しむこと(慳貪)
- 食べ物を粗末にすること
- 嘘や詐欺などの不正行為
餓鬼は日本文化にも広く浸透しており、お盆の行事「施餓鬼(せがき)」は餓鬼道に苦しむ霊魂に食べ物や水を供えて救済するための法要です。また、「餓鬼」は口語的に食い意地の張った子供を指す俗語としても使われますが、これは本来の仏教用語から転じたものです。美術の分野では「餓鬼草紙」など、餓鬼の様子を描いた絵巻も平安時代から存在しています。
使い方・例文
仏教の教えを説く場面や、お盆の「施餓鬼法要」の解説、あるいは地獄・霊界をテーマにした漫画・アニメ作品で「餓鬼道」「餓鬼」という語が登場します。
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