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飛んで火に入る夏の虫とは?

とんでひにいるなつのむし

「飛んで火に入る夏の虫」とは、自ら危険や災いの中に飛び込んでしまうことのたとえで使われることわざです。

「飛んで火に入る夏の虫」とは、夏の夜に灯火に引き寄せられた虫が自らその炎に飛び込んで焼け死んでしまうことから転じた日本ことわざです。危険や罠であると知らず(あるいは知っていながら)、自ら進んで不幸や滅びを招く行為・状況を指して使います。

このことわざが持つ意味は大きく二つの文脈で使われます。

  • 愚かさ・無思慮を指摘する文脈:相手が危険や不利益に向かってまっしぐらに進む様子を、哀れみや批判を込めて表現するとき
  • 皮肉・逆説的な文脈:必死に逃げようとしている相手が、実は自分から罠に向かっていると気づかせる場面など

語源となった虫と炎の関係は、正の走光性(光に引き寄せられる性質)を持つ昆虫が人工の灯りに惑わされて命を落とすという自然現象に基づいています。古くから人は夜の灯火に集まる虫の姿を観察し、それを人間の行いに重ねてきました。

英語では「Like a moth to a flame(炎に向かう蛾のように)」という表現がほぼ同じ意味で対応し、文化を超えて共通する比喩であることがわかります。

使い方・例文

罠だと分かっている取引に自ら乗り込んでいく人物を見て「まさに飛んで火に入る夏の虫だ」と評するような場面で使います。

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