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防災重点農業用ため池とは?

ぼうさいじゅうてんのうぎょうようためいけ

防災重点農業用ため池とは、決壊した場合に人的被害が生じるおそれのある農業用ため池として国が指定した施設で、優先的に点検・整備が行われるものです。

防災重点農業用ため池とは、農業用ため池のうち、堤体が決壊した場合に下流の住宅や公共施設などに被害を及ぼすおそれがあるとして、農林水産省や都道府県が指定した施設のことです。2019年の「農業用ため池の管理及び保全に関する法律(ため池管理保全法)」の施行により、法的な枠組みが整備されました。

日本には農業用ため池が全国に約16万か所存在するとされており、その多くは江戸時代以前に築造された歴史的な施設です。老朽化が進んでいるものも多く、2018年の西日本豪雨では多数のため池が決壊し甚大な被害をもたらしました。これを契機に対策が加速しました。

防災重点農業用ため池に指定されると、以下の対応が求められます。

  • ハザードマップの作成・公表
  • 定期的な点検・劣化診断の実施
  • 緊急連絡体制の整備
  • 必要に応じた改修・廃止工事

指定された施設の所有者・管理者(主に土地改良区や市町村)は点検記録の作成と報告が義務付けられており、行政からの支援を受けながら維持管理が進められています。

使い方・例文

「自宅近くのため池が防災重点農業用ため池に指定され、自治体からハザードマップが配布された」のように、地域の防災情報の文脈で登場します。

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