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鉱物脈とは?

こうぶつみゃく

鉱物脈とは、岩石の割れ目や断層に鉱物が充填されて形成された板状・带状の地質構造です。

鉱物脈(こうぶつみゃく、mineral vein)とは、岩石中の亀裂・断層・節理などの空隙に、熱水や地下水に溶けていた鉱物が沈殿・充填されて形成された、板状または帯状の地質構造です。単に「脈」や「鉱脈」とも呼ばれます。

鉱物脈の形成プロセスは主に熱水作用によります。地下深部のマグマから放出された高温の熱水(熱水溶液)が、岩石の割れ目を通って移動する際に温度や圧力が変化し、溶けていた鉱物成分が沈殿します。この繰り返しによって脈が成長します。また、変成作用や表生作用(地表近くでの風化・溶解・再沈殿)によって形成される場合もあります。

鉱物脈を構成する鉱物の種類は多様です。

  • 石英脈:最も一般的で、金・銀を伴うことがある
  • 方解石脈:炭酸塩鉱物が主体
  • 硫化物脈:黄鉄鉱・黄銅鉱・方鉛鉱などを含み、銅・鉛・亜鉛鉱床を形成
  • 蛍石脈:フッ化カルシウムが主体

鉱物脈は経済的に重要な鉱床の形態の一つであり、金・銀・銅・鉛・亜鉛などの金属資源が脈状鉱床として採掘されてきた歴史があります。日本でも佐渡金山・生野銀山など著名な脈状鉱床が知られており、地質調査や探鉱の重要な対象となっています。

使い方・例文

山の崖や採掘場で、白い筋状に走る石英の帯を見かけることがありますが、これが鉱物脈の典型例で、金を含む場合は「金鉱脈」と呼ばれます。

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