重ね言葉とは?
かさねことば
重ね言葉とは、同じ語や似た音の語を繰り返して使う表現で、特に忌み言葉として冠婚葬祭で避けられます。
重ね言葉(かさねことば)とは、同じ言葉や同じ意味の言葉を繰り返す表現形式を指します。日本語では大きく二つの意味で使われます。一つは、「山々(やまやま)」「人々(ひとびと)」のように語を繰り返すことで複数や強調を表す畳語(じょうご)としての用法。もう一つは、「たびたび」「重ね重ね」「くれぐれも」など、不幸が繰り返されることを連想させるため忌み言葉として慶弔の場で避けるべきとされる表現です。
忌み言葉としての重ね言葉は、冠婚葬祭のマナーの文脈で特によく取り上げられます。
- 婚礼:「重ね重ね」「たびたび」「再三」「いよいよ」「またまた」(再婚を連想させる)
- 葬儀・法事:「重ね重ね」「たびたび」「度々」(不幸が重なることを連想)
- 出産祝い:「またまた」「再び」(難産・再入院を連想させる場合)
一方、文学や詩の世界では、重ね言葉はリズムや強調・美的効果を生む修辞技法として積極的に用いられます。「山川草木(さんせんそうもく)」のような四字熟語や、和歌の枕詞など、繰り返しの音やイメージが表現に奥行きを与えます。
重ね言葉への配慮はマナーの一つであり、フォーマルな手紙やスピーチを書く際に見直すポイントとして覚えておくとよいでしょう。
使い方・例文
お礼状に「重ね重ねありがとうございます」と書くと重ね言葉にあたるため、葬儀の場などでは「誠にありがとうございます」と言い換えることが望ましいとされます。
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