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道成寺とは?

どうじょうじ

道成寺とは、能や歌舞伎の演目として有名な作品で、蛇体に変じた女の執念と鐘にまつわる伝説を題材にした芸能の代表作です。

「道成寺」は、和歌山県日高郡にある天台宗の寺院「道成寺」に伝わる伝説を題材にした演目で、能・歌舞伎日本舞踊など多くの芸能ジャンルで上演される日本を代表する演目のひとつです。

伝説の概要は次のとおりです。旅の僧・安珍(あんちん)は宿の娘・清姫(しらぬい)と約束を交わしたものの、それを破って逃げ去ります。清姫は激しい嫉妬と恨みから蛇体に変わり、道成寺の鐘のなかに隠れた安珍を焼き殺すというものです。この物語は、女の一途な愛情と怨念を象徴するものとして古くから人々に語り継がれてきました。

能の「道成寺」(正式には「鐘巻」とも)は室町時代に成立したとされ、白拍子(しらびょうし)が舞いながら鐘に近づき、やがて蛇体となって鐘に飛び込む劇的な展開が特徴です。歌舞伎では「京鹿子娘道成寺(きょうかのこむすめどうじょうじ)」が最も著名で、花道から白拍子が登場し、さまざまな踊りを披露しながら心理の変化を表現する「舞踊劇」として発展しました。

道成寺物の演目は、女形(おんながた)や能役者にとって最高難度の演目とされ、大きな鐘の道具が舞台に吊り下げられる視覚的な演出も見応えがあります。日本の芸能文化における女性の情念表現の極致として、現代でも高い評価を受けています。

使い方・例文

「道成寺」は歌舞伎や能の公演でしばしば演目表に登場し、女方の名手が披露する際には長時間にわたる舞踊の連続が観客を圧倒します。

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