運び点前とは?
はこびてまえ
運び点前とは、茶道において必要な道具をそのつど点前座まで持ち運んで行う、基本的な点前の形式のことです。
運び点前(はこびてまえ)とは、茶道の点前形式のひとつで、水指(みずさし)や棗(なつめ)・茶碗などの道具を、あらかじめ点前座に置かず、亭主がその都度持ち運んで点前を行うスタイルを指します。
茶道の点前形式は大きく「運び点前」と「棚点前(たなてまえ)」に分けることができます。棚点前では棚に道具を事前に飾っておき、そこから取り出して使います。一方、運び点前では棚を使わず、亭主が水指などを持ち込む所作そのものが点前の一部となります。
運び点前の主な特徴は以下の通りです。
- 棚を使わないためシンプルで略式の印象を持つ
- 道具を運ぶ所作・順序が細かく定められており、習得の基礎となる
- 茶道を学ぶ初期段階で稽古する点前として位置づけられることが多い
- 薄茶・濃茶のどちらにも対応する形式がある
茶道を学び始めた人が最初に習う点前のひとつであり、道具の扱い方や亭主の所作の基本を体得するための重要な稽古内容とされています。流派によって細部の作法は異なりますが、運び点前という枠組みは表千家・裏千家など多くの流派に共通しています。
使い方・例文
茶道教室の稽古で最初に練習する点前として、また茶会の準備手順を説明する場面で運び点前という言葉が使われます。
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