本文へスキップ

農業土木とは?

のうぎょうどぼく

農業土木とは、農業生産の基盤となる水路・ため池・農道・排水施設などを整備・維持する土木技術・工学分野です。

農業土木(のうぎょうどぼく)とは、農業生産の効率化や安定化を支える物理的なインフラを整備・管理するための技術・学問分野です。農地・水・農道など農業の根幹を支える施設の計画・設計・施工・維持管理を扱います。

農業土木が対象とする主な施設・事業には以下があります。

  • かんがい排水施設:水田や畑に水を供給する取水堰・用水路・幹線水路、および余水を排出する排水路
  • ため池・ダム:農業用水を確保・貯留するための水利施設
  • 農道:農産物の運搬や農作業機械の走行に使う道路の整備
  • ほ場整備:農地の区画整理・造成・暗渠排水など農地の生産性向上
  • 防災・保全施設:土砂崩れ防止・農地保全のための法面保護・砂防工など

農業土木の技術は、古くは江戸時代の新田開発や治水工事にまでさかのぼり、日本の農業文化と密接に結びついています。現代では食料安全保障の観点から農業用施設の老朽化対策が急務とされており、ストックマネジメント(長寿命化計画)に基づく計画的な更新・補修が推進されています。また、農業用ダムや水路は農業用途以外にも生態系・景観・地下水涵養機能を担っており、多面的な価値が認識されています。

使い方・例文

「老朽化した用水路の補修工事は農業土木の専門家が設計を担当し、国の補助事業として実施された」というように、農業インフラ整備や地域開発の文脈で使われます。

この用語をシェア

𝕏 でポスト LINE

最終更新:

関連用語