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費用逓増とは?

ひようていぞう

費用逓増とは、生産量を増やすにつれて単位あたりの費用が上昇していく現象で、規模の不経済とも関連する経済学の概念です。

費用逓増(Increasing Cost)とは、生産量が拡大するにしたがって、追加的に必要な費用(限界費用)や平均費用が増加していく現象のことです。「収穫逓減」とも密接に関連しています。

生産を増やすと、最初は効率が上がりコストが下がる場合があります(規模の経済)。しかし、設備・土地・熟練労働者などの生産要素が希少になったり、管理コストが膨らんだりすると、追加生産に必要な費用が上昇し始めます。これが費用逓増の状態です。

費用逓増が生じる主な原因には次のものがあります。

  • 生産要素の希少性(土地・原材料の調達コスト上昇)
  • 設備や人員の過密によるボトルネックの発生
  • 大規模組織における管理・調整コストの増大
  • 残業など非効率な生産体制への移行

費用逓増の状況では、生産量を無制限に拡大すると収益性が悪化するため、企業は最適な生産規模を見極めることが重要です。農業・鉱業・建設業などの産業では特に顕著に見られます。

使い方・例文

農地を増やして農業を拡大するとき、最初は余裕のある土地を使えますが、やがて条件の悪い土地も耕さざるを得なくなり、1単位あたりの生産コストが上がっていくのが費用逓増の典型例です。

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