言外の意味とは?
げんがいのいみ
言外の意味とは、言葉の表面的な意味を超えて、文脈や状況から暗示・示唆される隠れた意味のことです。
言外の意味とは、発話や文章の字義通りの意味(文字通りの意味)とは別に、文脈・状況・話し手の意図などから読み取れる暗示的・含意的な意味を指します。英語では「implication(含意)」「connotation(含意・ニュアンス)」「subtext(行間)」などと表現されます。
言語学・語用論の分野では、ポール・グライスが提唱した「会話の含意(conversational implicature)」という概念が有名です。グライスは、人々が会話において「協調の原理」に従って話すため、表面的な言葉の背後にある暗黙の意味が伝達されると説明しました。たとえば「もうお腹いっぱいです」という発言は、字義通りには食事の状態を述べているだけですが、「もうご馳走はいらない」という意味を言外に含みます。
言外の意味が生まれる主な要因には以下があります。
- 皮肉・反語(字義と反対の意味を込める)
- 婉曲表現(直接的な表現を避けて間接的に伝える)
- 文化的・社会的な共通理解への依拠
- トーンや声のニュアンス、非言語コミュニケーション
文学作品や詩、日常会話における言外の意味を正確に読み取る能力は、コミュニケーション能力の重要な要素です。文化やバックグラウンドが異なると言外の意味が正しく伝わらないこともあるため、異文化間コミュニケーションでは特に注意が必要です。
使い方・例文
「また連絡するね」と言いながら実際には連絡する気がない場合、その言葉には「今は関わりたくない」という言外の意味が込められていることがあります。
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