表具師とは?
ひょうぐし
表具師とは、掛け軸・屏風・襖・額装など、紙や布を素材とした工芸品を仕立て・修復する伝統職人で、「表具師(ひょうぐし)」または「経師(きょうじ)」とも呼ばれます。
表具師(ひょうぐし)とは、和紙・布・糊などを素材として、掛け軸・屏風・巻物・襖・障子・額装などを製作・修復する伝統工芸の職人です。「経師(きょうじ)」「表装師」とも呼ばれます。
表具師の仕事は大きく以下の種類に分けられます。
- 掛け軸の表装:書や絵画作品に裂地(きれじ)や和紙を貼り合わせ、巻物として仕立てる
- 屏風・衝立の製作:木枠に和紙や布を張り込み、折り畳める形に組み上げる
- 襖・障子の張り替え:建具の下地に和紙・布を貼り付け、美しく仕上げる
- 古美術品の修復:劣化・破損した掛け軸や絵画を洗浄・補修・再表装する
表具師が用いる素材は非常に多様で、金箋紙・唐紙・緞子(どんす)・絹などが場面によって使い分けられます。また、糊の濃度や乾燥速度の調整、湿気による収縮を計算した貼り方など、長年の経験で培われる感覚が求められます。
美術館や寺社では古い絵画・書跡の修復依頼が絶えず、文化財保護の担い手としても表具師の役割は重要です。京都では「京表具」が経済産業省の伝統的工芸品に指定されており、高い技術水準を誇る産地として知られています。
使い方・例文
美術館の修復部門では「傷んだ江戸時代の掛け軸を表具師が丁寧に洗浄・補填し、元の姿に近い状態に修復した」と使われます。日本家屋のリノベーションでは「表具師に依頼して古い襖を新しい和紙で張り直してもらった」のように登場します。
この用語をシェア
最終更新: