行政委員会とは?
ぎょうせいいいんかい
行政委員会とは、内閣や知事などの指揮命令から一定程度独立して特定の行政分野を担当する、合議制の行政機関のことです。
行政委員会(ぎょうせいいいんかい)とは、行政権を持つ通常の行政機関(省庁・部局)とは異なり、内閣や首長から一定の独立性を持つ合議制の行政機関です。複数の委員が合議によって意思決定を行うことで、政治的中立性・専門性・公正性を確保するために設けられています。
行政委員会が設置される主な理由は次のとおりです。
- 政治的圧力を受けやすい分野での中立性の確保(例:選挙管理、労働争議)。
- 高度な専門知識を要する分野での専門家による判断(例:公正取引、原子力規制)。
- 準司法的機能(審判・不服申立て)を行政内部で持たせる必要がある場合。
国の主な行政委員会には次のものがあります。
- 公正取引委員会:独占禁止法の運用を担います。
- 国家公安委員会:警察庁を管理します。
- 原子力規制委員会:原子力の安全規制を行います。
- 人事院:国家公務員の人事・給与制度を担います。
都道府県・市区町村レベルでも、選挙管理委員会・教育委員会・労働委員会などが設置されています。委員は国会や地方議会の同意を得て任命されるなど、独立性を担保する仕組みが整備されています。
使い方・例文
公正取引委員会は、企業間の不正な価格カルテルを調査・審判する際に、内閣の指揮を受けずに独立して判断します。これが行政委員会の典型的な役割です。
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