茶通箱とは?
さつうばこ
茶通箱とは、茶道において二種類の茶を点てる際に使用する特別な箱で、濃茶を入れる茶入れを二つ収納できる専用の道具です。
茶通箱(さつうばこ)とは、茶道の点前(てまえ)において二服の濃茶を続けて点てるときに用いる、木製の四角い箱型の茶道具です。二種類の茶入れをひとつの箱に納め、客に異なる銘の抹茶を供するための特別な道具として位置づけられています。
通常の茶会では一種類の濃茶が用いられますが、特別な席や格式の高い茶会では、二種の茶を対比して楽しむ「茶通箱の点前」が行われます。箱の中には仕覆(しふく)に包んだ茶入れが二つ収められ、亭主はそれぞれの茶入れから順に濃茶を点てて客に供します。
茶通箱の点前は千家十職など格式ある流派に伝わる特別な扱いとされており、以下のような特徴があります。
- 箱自体が漆塗りや木地仕上げなど格式に応じた素材で作られる
- 点前の手順が通常の薄茶・濃茶とは異なる独自の流れを持つ
- 二種の茶の味わいや銘を比べる楽しみが加わる
- 茶会の趣向として季節や主題に合わせた茶が選ばれる
茶通箱はその希少性と格式から、茶道の稽古で習得するのは中上級者以上の段階とされます。茶道文化における「取り合わせの妙」を体現する道具のひとつです。
使い方・例文
格式ある茶会で亭主が箱を取り出し、二種の濃茶を順に点てて正客に供する場面で茶通箱が登場します。
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