艶笑落語とは?
えんしょうらくご
艶笑落語とは、性や色恋をテーマにした笑いを扱う落語の一ジャンルで、江戸時代から続く成人向けの噺の総称です。
艶笑落語とは、性的な話題や男女の色恋を題材にした落語演目のジャンルを指します。「濡れ噺」「色噺」とも呼ばれ、江戸時代から庶民の娯楽として親しまれてきた伝統的な話芸の一形態です。
江戸・上方を問わず多くの演目が存在し、直接的な表現を避けながら巧みな言葉の掛け合いや間(ま)によって笑いを生み出す点が特徴です。演者の表現力と聴衆の「察し」が合わさって成立するため、高度な技術と雰囲気が求められます。
艶笑落語の演目には次のような傾向があります。
- 直接的な描写より言葉の二重性や含みを使った表現が多い
- 夫婦や男女の機微・すれ違いを笑いに変える構造を持つ
- オチ(サゲ)が性的な意味を内包していることが多い
- 通常の寄席よりも「成人向け落語会」などの場で演じられることが多い
近年は放送倫理や場の選択への配慮から、テレビやラジオでは演じにくい演目も多いですが、独演会や特別公演では根強い人気があります。艶笑落語を得意とする噺家が継承することで、江戸時代から続く言語遊戯の文化が守られています。
使い方・例文
「今夜の独演会は艶笑落語も含む大人向けの内容です」のように、落語会の演目紹介で使われます。江戸庶民文化や落語史を語る際にも登場します。
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