色彩設計とは?
しきさいせっけい
色彩設計とは、アニメや映像作品において全キャラクターや背景の色を統一的に決定・管理し、作品の世界観や感情表現を一貫させる専門職・作業工程です。
色彩設計とは、主にアニメーション制作において各キャラクター・背景・小道具の色を系統立てて決定し、全シーンを通じた色彩の統一性と表現力を担保する専門的な作業、およびその担当者の職名を指します。映画やCG映像でも同様の概念が用いられます。
アニメ制作では、まず色彩設計担当者がキャラクターデザイン原案をもとに「色指定」と呼ばれるカラーパレットを作成します。通常の照明下での色(ノーマル)に加え、夜・屋内・夕暮れ・影など場面ごとの変化を想定した複数のバリエーションを用意します。これにより、異なる話数・スタジオ・作画担当者が描いても色が統一されます。
色彩設計が担う主な役割は以下のとおりです。
- キャラクターの個性や心理を色で表現する
- 作品全体のトーン・世界観を色で統一する
- シーンの時間帯・天候・感情に応じた色変化を設計する
- デジタル彩色スタッフへの色指示書を作成・管理する
優れた色彩設計は、視聴者が意識せずとも場面の雰囲気や感情を直感的に受け取れるよう機能します。例えばホラー演出での青みがかった暗い色調、ハッピーシーンでの暖色・高彩度の使用などが典型例です。近年はデジタル制作の普及により色の精度と再現性が向上し、色彩設計の影響力はさらに高まっています。
使い方・例文
テレビアニメの制作では、色彩設計担当者が主人公の服の色を「昼・夕方・夜・影」の4パターンで設定した色指定表を作成し、全話を通じて同じ色が維持されるよう管理します。
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