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自発呼吸試験とは?

じはつこきゅうしけん

自発呼吸試験とは、人工呼吸器を装着した患者が自力で呼吸できるかどうかを評価するための臨床検査です。

自発呼吸試験(SBT:Spontaneous Breathing Trial)とは、集中治療室(ICU)などで人工呼吸管理を受けている患者に対し、人工呼吸器のサポート最小限または一時的に中断した状態で、患者自身の呼吸能力を評価する試験です。

人工呼吸器からの離脱(ウィーニング)を安全かつ適切なタイミングで行うために実施されます。呼吸状態が改善したと判断された患者に対し、Tピース法や低レベルの圧サポートモードを用いて通常30分〜2時間程度の自発呼吸を観察します。

試験中は以下の指標を継続的にモニタリングします。

  • 呼吸数・一回換気量
  • 経皮的酸素飽和度(SpO₂)
  • 血圧・心拍数
  • 患者の苦痛や呼吸補助筋の使用状況

SBTに成功した場合は抜管(気管チューブの除去)を検討し、失敗した場合は再度人工呼吸管理へ戻して原因を評価します。適切なタイミングでのSBT実施と迅速な抜管は、人工呼吸器関連肺炎(VAP)などの合併症リスクを低減し、患者の回復を促進する上で重要な意義を持ちます。

使い方・例文

術後ICUに入室した患者の全身状態が安定し、鎮静剤を減量したところ自発的な呼吸努力が確認されたため、主治医の指示のもと自発呼吸試験を実施した。

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