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臨池とは?

りんち

臨池とは、書道の修練を積むことや、熱心に書の練習をすることを意味する故事に由来した言葉です。

臨池(りんち)とは、書道で書の稽古に励むことを表す言葉です。「池に臨む」という字義通りの意味から、熱心に書を練習することの比喩として使われます。

この言葉の由来は中国の故事にあります。東漢・三国時代の書家である張芝(ちょうし)は、書の練習に非常に熱心で、家の池のほとりで毎日墨を磨り、練習後に池の水で筆や硯を洗い続けたところ、池の水が真っ黒に染まったという逸話が伝えられています。この故事から「臨池」が書道修行の意味で用いられるようになりました。

日本にも漢籍を通じてこの概念が伝わり、書道の世界で広く使われています。書道の上達には繰り返しの鍛錬が不可欠であり、臨池はその精神を象徴する言葉として、書道家や書道を嗜む人々の間で今日でも引用されます。

関連する書道用語として「臨書(りんしょ)」があります。臨書とは古典の名筆を手本として書き写す練習法であり、臨池という行為の具体的な手段の一つです。書道の世界では「臨池三年」「臨池の功」などの表現で、長年にわたる地道な修練の大切さが語られてきました。

使い方・例文

「臨池の功を積んだ書家の作品は、一字一字に力強さと品格が宿っている」のように書道の修練を表す文脈で使われます。

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