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膵頭十二指腸切除術とは?

すいとうじゅうにしちょうせつじょじゅつ

膵頭十二指腸切除術とは、膵臓の頭部・十二指腸・胆管・胆嚢などをまとめて切除し、消化管を再建する高難度の外科手術です。

膵頭十二指腸切除術(PD:Pancreaticoduodenectomy)とは、膵臓の頭部・十二指腸・胆嚢・総胆管の下部・場合によっては胃の一部をひとまとまりに切除し、残った膵臓・胆管・消化管を吻合(縫い合わせ)して再建する大手術です。膵頭部がん・胆管がん・十二指腸乳頭部腫瘍・慢性膵炎などに対して行われます。

この手術が高難度とされる理由は、複数の臓器を同時に切除するうえ、消化液(胆汁・膵液・消化液)が流れる経路を3箇所以上で繋ぎ直す必要があるためです。代表的な再建法として「Child法」「Traverso–Longmire法(幽門輪温存)」などがあります。

手術の主な流れは次のとおりです。

  • 切除:膵頭部・十二指腸・胆嚢・胆管・周囲リンパ節をまとめて摘出
  • 再建:残膵と小腸の吻合(膵空腸吻合)・胆管と小腸の吻合(胆管空腸吻合)・胃または十二指腸と小腸の吻合

手術時間は5〜10時間以上に及ぶことも多く、出血量も多い場合があります。術後合併症として「膵液漏」が最も懸念され、縫合部から膵液が漏れると周囲の組織を溶かし腹腔内感染や出血を引き起こします。近年は腹腔鏡やロボット支援による低侵襲手術も普及し始めており、術後回復の改善が図られています。

使い方・例文

膵頭部に発生したがんの根治を目指して、膵臓の頭部から十二指腸・胆嚢を一括切除し、消化管を繋ぎ直す大手術として膵頭十二指腸切除術が選択されます。

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