耐磁とは?
たいじ
耐磁とは、時計が磁場の影響を受けても精度を保って動作できる性能のことです。
耐磁(たいじ)とは、主に時計の性能を表す用語で、磁気を帯びた環境に置かれても歩度(時計の進み・遅れ)への影響が許容範囲内に収まることを指します。機械式時計では、磁場によってヒゲゼンマイや地板などの金属部品が磁化してしまうと、精度が大きく狂ってしまうため、耐磁性能は重要な品質指標のひとつです。
耐磁性能はJIS規格やISO規格によって定義されており、代表的な基準として「耐磁1種」(4,800 A/m以上の磁場に耐える)があります。さらに高い耐磁性能を持つ時計は「超耐磁」と呼ばれ、一部のモデルでは数万A/mに相当する磁場にも対応します。
耐磁機能を実現する主な方法には以下があります。
- 軟鉄製のインナーケース:磁力線を外側でシールドし、ムーブメントを保護する
- 非磁性素材の使用:ニオブやジルコニウムなど磁化しにくい素材でパーツを製造する
- シリコン製部品:近年の高耐磁時計ではシリコン製ヒゲゼンマイが採用されることも多い
スマートフォンやスピーカー、バッグのマグネット留め具など日常生活には磁場を発生する機器が増えており、耐磁性能の重要性は高まっています。アウトドアや医療・工業現場など強い磁場が生じる場面では特に注目される性能です。
使い方・例文
スマートフォンのスピーカーに長時間近づけた機械式時計が急に大きく遅れる場合、磁化が原因であることが多く、これを防ぐのが耐磁性能の役割です。
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