縄術とは?
なわじゅつ
縄術とは、縄を武器または拘束具として使う日本の古武術の一分野で、捕縄術とも呼ばれます。
縄術(なわじゅつ)は、縄を用いて相手を捕縛・制御する技術を体系化した日本の古武術の一分野です。「捕縄術」「捕縛術」「捕り縄術」とも呼ばれ、罪人や戦場での捕虜を縄で縛って動けなくするための技が中心です。
縄術の歴史は古く、武家社会において捕縛の技は武士の嗜みのひとつとされていました。江戸時代には奉行所の捕吏(同心・岡っ引きなど)が実務として用いた技術でもあり、各藩や流派によって独自の縄の結び方や捕縛手順が発達しました。
縄術の技術的な要素には以下のものがあります。
- 縄の投げ方・絡め方(相手の動きを止める技法)
- 縛り方の種類(身分や罪状によって縛り方が異なった)
- 縄を武器として振り回したり絡めて防御に使う技
- 縄抜けの術(縄から脱出する技法)
現代では実用的な捕縛に使われる機会はほとんどありませんが、古武術の研究・保存活動の中で伝統技法として稽古されています。また、緊縛(ロープボンダージュ)の文化との関連性が指摘されることもあり、縄の使い方という観点で共通する部分があります。縄術を習得した流派としては、起倒流・柳生心眼流などが知られています。
使い方・例文
時代劇で同心が犯人を縄で縛る場面は縄術の実用を描いたもので、身分や罪の重さによって縛り方に決まりがありました。現代では古武術の演武や研究の場で見ることができます。
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