系統用蓄電池とは?
けいとうようちくでんち
電力系統の安定化を目的として大容量の電力を蓄え、需給バランスの調整や再エネの出力変動を吸収するための蓄電設備です。
系統用蓄電池とは、電力系統(送配電ネットワーク)に直接接続され、電力の需給バランス調整や電圧・周波数の安定化を目的として大規模に電力を蓄積・放出する蓄電設備です。家庭用や産業用の蓄電池と異なり、電力インフラの一部として運用されます。
太陽光や風力といった再生可能エネルギーは、天候によって発電量が大きく変動します。この変動を吸収し、必要なときに電力を放出することで、発電と消費のバランスを維持するのが系統用蓄電池の主な役割です。具体的には、電力が余る時間帯に充電し、需要が高まる時間帯や発電が不足する時間帯に放電します。
技術的にはリチウムイオン電池が主流ですが、フロー電池や圧縮空気蓄電など多様な方式が研究・実用化されています。設置規模は数MWhから数百MWhに及ぶこともあります。
日本では再生可能エネルギーの導入拡大に伴い、系統安定化の手段として系統用蓄電池への期待が高まっており、国や電力会社による導入支援や入札制度の整備が進んでいます。将来の低炭素電力システムを支える重要なインフラの一つです。
使い方・例文
太陽光発電が過剰になる昼間に系統用蓄電池が充電し、夕方の電力需要ピーク時に放電して停電リスクを低減する、といった運用が行われます。
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