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簗漁とは?

やなりょう

簗漁とは、川の流れを利用して竹や木で作った仕掛け(簗)に魚を誘導・捕獲する、日本の伝統的な河川漁法のことです。

簗漁(やなぎょ・やなりょう)とは、川を横断するように竹・木・石などで「簗(やな)」と呼ばれる仕掛けを設置し、川の流れに乗って下る魚を自然に誘導して捕獲する伝統的な漁法です。古くから日本各地の河川で行われており、特にアユ・マス・サケなどが対象となります。

簗の構造は、川の流れを一部堰き止め、水が通過する傾斜した格子状の台(「床」と呼ばれる)を設けた仕掛けです。川を下ろうとする魚が格子の上に乗り上げたところで身動きがとれなくなり、人手で取り上げることができます。

簗漁の特徴は以下のとおりです。

  • 網や釣り竿を使わず、流れという自然の力を活かした省力的な漁法
  • 秋の産卵のため川を下るアユや、遡上するサケ・マスを効率よく捕獲できる
  • 設置・管理には地域の共同作業や経験・技術が必要
  • 全国各地で観光・文化資源としても活用されている

現代では内水面漁業の許可を得て行われており、観光施設として簗場を公開し、川床でアユを焼いて提供する「簗料理」を楽しめる場所も各地にあります。日本の里山文化・水辺の暮らしと深く結びついた伝統漁法として今も受け継がれています。

使い方・例文

岐阜県・長野県・静岡県など、清流の多い地方で夏から秋にかけて「やな場」が設けられ、観光客がアユ料理を楽しむ場面で「簗漁」という言葉が登場します。社会や理科の授業で伝統的な漁法の例として取り上げられることもあります。

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