第5種対位法とは?
だいごしゅたいいほう
第5種対位法とは、第1種から第4種までのすべての技法を組み合わせて自由に用いる対位法の最終様式で、「花形対位法(フロリダ)」とも呼ばれます。
第5種対位法(Fifth species counterpoint)は、フックス(J.J. Fux)が体系化した対位法の5種類のうち最後の種であり、それ以前の第1〜第4種で学んだすべての技法を統合して自由に使う様式です。「花形対位法(Florid counterpoint)」とも呼ばれます。
各種の内容を振り返ると次の通りです。
第5種では作曲者が拍ごとに音符の長さ・種類を選べるため、表情豊かで自然な旋律線を書くことができます。練習では、長い音符(全音符・2分音符)で骨格をつくり、そこに経過音・懸留音・順次進行・跳躍を適切に交えて声部を彩っていきます。フックスはこの種をパレストリーナ様式の集大成と位置づけ、バッハやモーツァルトも若い頃にこの教授法で対位法を習得したとされています。今日でも音楽大学の対位法教育の到達目標として第5種が置かれており、厳格対位法の最終段階として重要視されています。
使い方・例文
音楽大学の作曲科や理論科の授業で「第1〜第4種を学んだ後、自由に組み合わせた2声の対位法旋律を書く課題」として登場します。
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